多臓器への影響

リンパ節

がんが発生した場所を原発巣と呼んでいるそうですが、がんが悪性の病気と呼ばれている理由として、発生した場所で大きくなることもありますが、他の臓器へ転移するためにそう呼ばれているそうです。


大腸がんになった場合、粘膜・粘膜下層などにどんどん浸潤してしまうことはこれまでの解説でなんとなくイメージできると思います。がんが大腸の壁に深く食い込んでしまい、腸管の中にある血管やリンパ節にがんが入り込むことで他の臓器へ転移してしまいます。


リンパ節はリンパ管の流れのところどころにあるので、体に侵入した細菌などを攻撃し排除する役割を担っています。通常であればリンパ節でがん細胞も攻撃することが可能とされていますが、がん細胞が排除されなかった場合にリンパ節にがんが転移してしまいます。このことが原因でリンパ節にがんが転移してしまうのです。簡単に言えばがん細胞に負けたことになります。


通常はがんが発生した1番近いリンパ節にがんが転移することが多いそうです。そのため大腸がんの手術を行う場合はリンパ節への転移があるかどうかを一緒に見ることが多いそうです。


また、がん細胞が毛細血管の中に入り、血液の流れによって他の部位に移動することを血行性転移と呼ばれています。大腸の血液はまず肝臓に流れるので、肝臓に転移することが最も多いと言われている原因というわけです。同時に骨や脳にも転移する原因になることが挙げられます。血液は全身に流れているので、手遅れになる前にがんを完全に破壊する必要があります。まずは肝臓や肺などの転移も視野に入れ、治療にあたることが必要のようです。